溶連菌とは|症状・うつる期間・出席停止について

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溶連菌とは|どんな病気?

溶連菌(ようれんきん)は細菌の名前で、正式には溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)といいます。

溶連菌に感染すると発症するのが「溶連菌感染症」です。

溶連菌には種類があり、溶連菌感染症の9割以上が「A群溶血性連鎖球菌」によるものです。

A群溶血性連鎖球菌がのどに感染すると「A群溶血性連鎖球菌咽頭炎(いんとうえん)」を発症します。のどの痛み、発熱、発疹などが起こる溶連菌感染症のひとつです。かぜのような症状で受診した際に診断される「溶連菌」がこれです。

流行時期は11月~4月です。冬と春~初夏の2回、流行のピークがあります。小学生に最も多い病気で、大人や3歳以下の乳幼児には少ないとされます。

一度感染しても繰り返しかかります。医師の指示通りにきちんと治療すれば、再発や合併症を起こすことはほぼ避けられる病気です。

溶連菌の症状|かかるとどうなる?

突然の発熱(38~39℃)と、のどの痛みで発症します。

その他、体・手足の小さく赤い発疹、嘔吐、口の中(上顎)の赤い点々、舌の赤いブツブツ(イチゴ舌)などが見られます。必ずすべての症状が出るわけではありません。

とくに3歳未満では熱が上がらないケースが多いです。咳や鼻水は出ないのが特徴です。

溶連菌の治療|病院に行くと?

溶連菌感染症には抗菌薬が処方されます。抗菌薬とは、細菌を壊す・増殖を抑える薬です。

投薬開始から2~3日で解熱し、のどの痛みも治っていきます。発疹がある場合は、手足の先から皮が剥けてきます。

症状がよくなっても溶連菌が体内から完全に消えたわけではないので、処方された抗菌薬は必ずぜんぶ飲み切ってください。抗菌薬の種類によって変わりますが、5~10日間は飲み続ける必要があります

抗菌薬の服用開始から2~3日経過しても解熱せず、のどの痛みも緩和しない場合は再受診しましょう。あらかじめ初診から数日後の再受診を指示されることもあります。

溶連菌の検査|どんな検査をする?

綿棒でのどの奥の分泌物を採取し、細菌の有無を検査します。迅速検査キットがあるためその場で結果がわかります。

症状によっては、他の病気や炎症の度合いを調べるために、血液検査も行うことがあります。

溶連菌の出席停止|診断されたら?

出席停止期間が明確に定められている病気ではありませんが、周囲にうつす恐れがないと医師が認めるまでは出席停止となります。

溶連菌は、抗菌薬を飲み始めてから24~48時間経過すれば感染力はなくなるとされているため、それ以降かつ症状が良くなっていれば登園・登校は可能です。

通常は、少なくとも診察の翌日までは出席停止です。医師の指示に従いましょう。

溶連菌の潜伏期間とうつる期間|いつかかる?

溶連菌感染症の潜伏期間は2~5日です。潜伏期間に周囲にうつるかどうかはわかっていません。

発症直後がもっとも感染力が強く、徐々に弱まっていきます。

抗菌薬服用開始から、指示通りにきちんと飲み続けて24時間経過すると、感染力はほぼなくなるとされます。

溶連菌の感染経路|どうやってかかる?

溶連菌の感染力は強く、飛沫感染、接触感染、経口感染します。

咳・くしゃみなどの飛沫を吸い込むのが原因として最も多く、他には患者の触れたものへの接触や、細菌の付着した食品が主な感染経路とされます。

集団感染が起こりやすく、とくに兄弟間の感染率が25%と高くなっています。

溶連菌の予防法|かからないためには?

せっけんと流水による手洗いのほか、アルコール消毒も効果があります。

塩素系漂白剤を薄めて作ることができる次亜塩素酸ナトリウムや、ポビドンヨードを含むうがい薬も有効です。

タオルや食器は共有せず、患者はマスクをして飛沫を飛ばさないようにしましょう。

溶連菌の再発と合併症|感染後に気をつけたいこと

抗菌薬をしっかり飲み切らないことで、リウマチ熱や急性糸球体腎炎(しきゅうたいじんえん)といった重大な合併症を引き起こすことがあります。

とくに急性糸球体腎炎については、念のため尿検査を行う病院もあります。手足のむくみや尿が出ないといったはっきりとした症状が出るので、1ヵ月は尿の様子を気にしておく必要があります

抗菌薬をしっかり服用したのに再発したという例もあるので、治療後の経過を注視しましょう。

まとめ

抗菌薬は必ずぜんぶ飲む
服薬開始から24時間で感染力がなくなる
治ったあとも要観察
手洗いとアルコール消毒で予防

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